「朝起きたら腰がピキッとした」

「ちょっと荷物を持ち上げた拍子に動けなくなった」

そんなギックリ腰のご相談が、秋になるとぐっと増えてきます。

実は、これにはきちんとした理由があるんです。

🌡️ 気温差で筋肉がこわばる

秋は朝晩の冷え込みが強く、昼との寒暖差が大きい季節です。

体が冷えると血流が悪くなり、筋肉が硬くなります。

硬い状態のまま動くことで、筋肉や靭帯に負担がかかり、ギックリ腰を起こしやすくなります。

🌀 夏の疲れが残っている

夏の間に冷房や冷たい飲み物で体を冷やしてしまい、自律神経が乱れたまま秋を迎える方も多いです。

体の深部が冷えて血流が滞っていると、筋肉は緊張したまま。

その状態で急に動くと「ピキッ」と痛めてしまうことがあります。

🚶‍♀️ 運動不足からの急な動き

暑い時期はどうしても運動量が減ります。

筋力や柔軟性が落ちている中で、涼しくなった秋に急に活動を再開すると、腰に大きな負担がかかります。

家の片づけや衣替えのときなど、要注意です。

🍂 東洋医学で見る秋の体

東洋医学では、秋は「乾燥」の季節。

体内の潤いが減ると、筋や関節のしなやかさも失われやすくなります。

また、気圧の変化が激しい時期でもあり、自律神経のバランスが崩れて筋肉のこわばりを引き起こします。

🌿 予防のポイント

  • 朝は軽いストレッチで体を温めてから動く
  • 腰やお腹を冷やさないようにする(腹巻き・カイロなど)
  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 湯船にゆっくりつかって体を温める

秋は、夏の疲れを癒し、冬に向けて体を整える大切な季節です。

腰の違和感を放っておかず、早めにケアすることでギックリ腰の予防につながります。

腰はからだの要です!